木製サーフボード 前編
サーフボードを作ってみました。
以前、知り合いからサーフィン大会のトロフィーの依頼があったときに出た話。
そうだ木でサーフボードを作ってみたら、実際乗れるだろうか?
WEBで調べてみれば、木製ボードを作って波乗りしている方は結構いるみたいで、
その方達のサイトやブログを参考にして、できたらおもしいなと軽い気持ちで作る事に。
でもこれが長い苦悩の始まりになるとは。
サーフィンはほぼ素人というレベルなので、
サーフィン玄人にサーフボードにについて色々聞いてどんな板がいいの調べました。
木材は日本の材でダントツで軽い桐に。
浮力を上げるために中を空洞にして
表面に木をはるホローウッドボードスタイルにしました。
まず、骨組から。
CADで製図を描いてそれを実寸にプリントして型を作ります。
それを骨組になる材にノリで貼り付け型取りします。
縦材と横材すべて同じようにして作っていきます。
丸い穴が開いてるのは、出来るだけ軽くするためと空気が溜まらないようにするため。
これを組んで骨組を作ります。
ここまでは障子作りの応用でイメージ通りにできました。
次は表面と裏面に張り付ける突板の制作。
ストリンガーという縦のラインは3本にして杉を使いました。
板厚は3mmにする予定だったけど、こんな薄く人が乗れる?
骨組に貼り付けるとき割れるかもと考えてたら、だんだん心配に。
そこで、予定を変えて補強材にベニアを突板に貼ることにしました。
板を張り着ける前にフィンがくる箇所を確認。
ここからが予想がつかない難作業に、うまくできるかな。