焼き菓子工房の入口を製作しました。 初めに、イメージを描いてきてもらい、そこからデザインしていきました。 腰板付きガラス戸に十字の格子がついたシンプルな形の提案でしたが、 改善できるならしてほしいとの事だったので、十字をダイヤ型にすることを提案しました。 自邸の庭にある小さな工房だっので、できるだけ目立ったほうが良い思ったからです。 ダイヤ型の曲げは集成曲。治具で作り接着します。 曲げた4本をダイヤ型にまとめて接着。これも治具で固定して接着。 カンナで仕上げてダイヤ型の格子は完成。 建具枠と一緒に組む、この時ダイヤ型がぴったし接合できるかがポイント。 印象的なデザインのドアができました。 焼き菓子今度、買いに行きます。 ...
古くなった玄関戸と、明かり障子の新調依頼。 玄関戸は室内がもっと明るなるようにと、鍵を新しくしたいとのことでした。 シンプルで掃除がしやすい縦目材のデザインで、材は濃い米杉を使いました。 これがbefor そして、after これまで自然光が入りにくかった乳拍のアクリルから、型板ガラスに変えました。 明かり障子は紙張りからガラスの入った障子にという依頼でした。 デザインは、他の部屋にあった障子と同じように、細目の組子に合わせてほしいとのことでした。 これがbefor そしてafter 注文ありがとうございました。...
古風な建具の代表の、目板戸。 昔は、店先や土間との境でよく使われてい、視界を遮る役目建具。いわば動く格子。 個人的には、好きなデザイン。 縦格子の目板の間隔が狭く、部屋に入ってくる光が素敵に見える。 最近の家でも、ガラスを入れて使用すれば十分使え、特に和風な家にとても合うデザイン。 今回は目板戸の4枚の注文。 先に枠を組み、縦格子(目板)は曲げながらホゾ穴に入れていく。 縦格子の間隔は7mmぐらい。なので大きなホゾを壊してします。なので3mmの厚のホゾで製作。 納品して改めて、部屋の雰囲気が一期に和風になる。個性があるなあ。 ...
新築を建てる方から、 建具のコーディネートの依頼です。 予定されていた建具はベニヤを張ったフラッシュ建具というもので、 無垢の木を感じられる建具を1階に設置していたいと依頼がありました。 まず、要望を聞い、建具を提案しました。 廊下からキッチンは、連子格子風にデザインに。 ひし形に組んでいくのが特徴で、斜めから見たときの木目が楽しみめる。 和室と居間の境はビンタ伸ばしといって、縦材を強調したデザインに、 和紙風のアクリルを入れて、和室にも合うようにしています。 できるだけ、掃除が楽なほうがよいとの事だったので、縦材を使ったデザインが中心にしています。 和室と廊下のは引違戸で、明かり取りに一部だけアクリルをはめています。 トイレは開戸 メインはヒノキを使い、一口だけアクセントに居間と和室の境はタモ材を使ってみました。...
ダイニングテーブルとダイニングチェアーのセット。 住まいを新しくする方からの依頼です。 色々な物を収納できるスペースを多めにほしいと、テーブルには引き出しを付けて、 椅子はチャーチチェアーのように、背面に本などを置きけるスペースの設けています。 オーダーメイドの椅子は久々の注文、以前製作した椅子などを比較しながらサイズとデザインを決めていきました。 デザインはできるだけシンプルなものが好みということで、 ノーマルな形と木の質感を意識してます。 材は、テーブルも椅子もタモを使用。 天板は1枚板で希望のサイズがなく、2枚の板をハギ合わせにしています。 目立った個性があるわけでない形、シンプルな椅子に仕上げました。 背面の収納スペース。 A4サイズが横にしても入るサイズ。 テーブルの引き出し。全部で6つ。ノートパソコンが収納できるサイズにというオーダーでした。 座面をお尻のくぼみに合わせて形ずくる加工、 NCという機械があればものの5分で完成する加工を、うちでは手道具で地道に作っていきます。 先ずは丸のみで荒堀り 次に反りカンナで少しずつ整えます。 どれでか早くしても2時間半はかかる。 NC欲しいと思いながら、高いしあまり使わないしと自分に言い聞かせながら作ってました。...
古民家や文化財の仕事にしてると、 小物もついでにと依頼を受けることがある。 今回、臼の把手をどうにかしてほしいと依頼をうけました。 渡された把手、よく見ると90度に曲がった材を使用しているようで、 曲がった場所に継ぎ手の仕口が見えない。 たしかに曲がった木の方が持ち手と臼の両方に力が加わって強度が保てる。 だからといって、すぐにほぼ直角に曲がった木は見つからない。 他の把手はどんなだろうかと、調べてみたけど曲がった木を使っている様子。 気づいた事に、竹を差して使っているものが多かった。 下の画像の臼は文化財の建物で展示されてた臼。竹が持ち手になっている。 修理する把手も竹が一緒になっていたけど、木部が虫に食われている状態。 なので、修理という依頼だったけど、新しく把手を作り変えるように提案した。 曲がった木が、見つからなかったので、パーツに分けて使用するようにしました。 まだ、試運転前。うまく臼が回るだろうか。 ...