事務所改装で、少しこだわった箇所がホワイトボードの壁。 以前のオフィスでは紙を押しピンで張っていたことを止めマグネットで止めることにして、 黒板代わりにして、必要事項は壁に直接書く事にしました。 高さ1000mmの収納棚を作って、その上から壁をホワイトボードのクロス壁を張ってもたいました。 画像の左面の壁全部を。 当初は、予算の都合でホワイトボードになる専用塗料を自分たちで塗る方向で考えていたけど、 忙しいく時間がとれないのと、鉛が入っている塗料なので仕上りがザラザラになるようで、 それでは他の壁との統一感がでない。 ということで、プロのお任せして専用のクロス壁を貼ってもたいました。 壁をホワイトボードで利用すことで、すっきりオフィスになった。 普通のクロスよりは割高だったけど、奮発したした甲斐がありました。...
今回作った事務所家具で一番大きなサイズ。色々な物を収納できるように、 製作段階で、何をどこに置くか、どこに置けば使いやすいかなど考えながら設計しました。 設計前にしたことは、昔の事務所で置いていた物の仕分け。 とにかく、物が溢れていて必要のない物は、この際処分。 使う頻度が少ない物や、事務所に必要のない物も他の場所に移動です。 そこで、必要の物の量が見えてきてたら、デザインと設計開始。 うちの事務所家具なんで、時間もお金もかけれません、できるだけ余った材料で作りました。 まず、下の収納キャビネットを壁に取付け。壁と天板の隙間ができないようにするのが難しい。 上の棚の設置。無駄な空間をなくして、すっきり見せるよう天井まで上げました。 こんな感じで、天井に固定。平面なハシゴを並べて設置して棚にしています。 収納キャビネットに開戸を付け行きます。全部で10枚。 取っ手は、黒い木の鉄刀木(タガヤサン)。他のオフィス家具の取っ手も全て鉄刀木で統一してみました。 中心にはコピーとFAXの複合機を設置。念願だった無線LANで要らない配線なくしてスッキしました。 意外と大変だったのが棚分け作業で。カタログ、見本帳、図面やこれまでの作業履歴、コピー用紙などなど できるだけジャンル分けしてそれぞれの棚に分けてます。 最初皆とまどうと思うけど、慣れればきっと使いやすいはず。...
円形のダイニングテーブルの注文を頂きました。 キッチンで料理して、振り返ってすぐに仕えるテーブルが欲しいとのことでした。 少し狭い空間なので、四角のテーブルだと、動線に滑らかではありません。 そこで天板を丸にすることに決定。 角ばったとこを無くすことで、見た目の圧迫感もなくなります。 狭い場所で人の通りが多い場所には丸いテーブルはお勧めです。 「オーダーして良かった、大切に使っていきたい」と喜びの声を頂きました。 注文ありがとうございました。 ...
居間のコーナーにおく、キャビネットです。 お世話になっている工務店さんからの注文で、建具一式と一緒に注文をいただきました。 材は部屋のアクセントにしたいという事で落ち着いた色のチークに。 開戸のパネルもチークの無垢材を使い鏡板にしてはめこみました。 チークは強度が強く油性分が多く独特の艶があり木材の王さまと言われるほど。 でも加工が厄介。 シリカという石灰質を含んでいるため、すぐに刃物が駄目になってします。 特に鉋類はすぐに切れなくなってしまう。 作業が終わると当然、使った機会や道具類は全て刃物を研いで新しくします。 いいものには癖があるってこういう事かな。 ...
建具の依頼と一緒に、下駄箱の注文を頂きました。 建具と同様に既存品でなく無垢材を使ったオーダーメイドの注文です。玄 関に設置する下駄箱は濃い色ではなく、明るめな色のタモを使う事に。 天板は無垢材の一本木を使用して木の生命感がでるように曲線は残したままにしました。 側面についている皮の部分を全部削るのではく、 少し残しています。そうすることで、無垢の質感がより一層強調されます。 乾燥で割れがある個所には千切りを入れています。 本体となるキャビネットは突板を使用して予算に繁栄しました。 大きな玄関なの縦長の下駄箱もすっきりおさまりました。 天袋がなくても容量が十分あるので、収納がたっぷりできるザイズです。 建具と同様、とても気に入って頂きました。ありがとうございました。 https://furusu.jp/ ...
新築を建てる御客さんから、問い合わせがありました。 あまり広くない部屋なので、 色々な物が一度に置ける大きな棚と、 書斎用の机を注文したいとのことでした。 置く場所は階段上がったところの廊下にしたいとのことでした。 既製品であるような棚だと部屋が狭くなってしまう、大きな棚が欲しいけど、 空間を有効に使った棚が欲しいとのことでた。 確かに大きな棚を置けば存在感が増し重厚な感じになってしまいます。 そこでハシゴ組して、スペースを透けて見えるようにしました。 こうすることで空間が広く感じます。 ただ、幅3m×高さ2m30の大きな物は持ち運びできません。 そこで、現場で組むことに。 そして、書斎で使うデスクといっても書斎専用の部屋を設けれないので、 棚の向かいに設置して書斎スペースにすることに。 奥行きを広くすると人が通る幅が狭くなるので 40cmほどにその分、長さを長くしました。 納品時とても気に入っていただきました。 注文して良かったとうれしい言葉を頂きました。 こちらこそ注文ありがとうございました。 それにしても、お父さんの書斎が2階の廊下なんて。これも狭い空間の工夫なのかな。...
キッチンにあったら便利なキッチンワゴンです。 汚れが目立つ場所ですが、温かい雰囲気のキッチンになるよう、できるだけ無垢材を取り入れました。 工夫した点は食器や調理器具を置く棚は傷や汚れがつきにくいメラミン板にして、 小さな引き出しをつけて小物が収納できるスペースをつけました。 タオル掛けになるように引き出し取っ手はテンレス棒に。 高さは物の移動がスムーズにいくようにキッチンの高さに合わせました。 最後まで悩んだのが甲板を無垢材にするか、もしくはタイルを張るかです。 汚れの心配がないのはタイルですが、まな板としも使いたかったので、 タモの無垢材を使いました。 汚れに強いオイルを塗って実際に使いながらどんな感じになるか見ていこうと思います。...
オリジナル作品の欄間ボードができるまでを紹介します。 加工過程を細かく記録していこうと制作当初思っていたのですが、 作る事に集中してついつい忘れがちになってしまいました、 なのでざっくりとした紹介になります。 一本にの材から家具えと完成するまでに30以上の工程があります。 どういった段取りと順番が正確に早くできるのか考えながら制作していきます。 材料となるタモの板材を、家具の寸法に合わせて木取りしていきます。 家具の部材をとった後、接合部の加工をしていきます。細かな接合部分は手加工になります。 部材をつなぎ合わせます。継ぎ手は留め組継ぎという手法で作っています。そのあとクランプで固定します。 桧材で、引き戸となる組子を作ります。組子の柄は麻の葉と言われる伝統模様です。本体と建具を調正して、植物性オイルで塗装して完成です。とてもざっくりした説明になりましたが、制作日数は10日ほどかかりました。...
シンプルな下駄箱のオーダーを新築の施主の方から頂きました。 注文内容は、小さめでシンプルな物、和風な感じがするデザインで、 移動して使えるようにできるだけ軽くして欲しいという注文でした。 いいなと思う家具を探されていて大体のイメージを持たれていたので、す ぐに制作に進めました。ポイントは、天板を木の曲線をそのまま利用して、 木の皮となる部分と身となる個所の境目あたりで鉋を止めました。 こうすることで木肌の変化を表現できます。 和風な感じを増すために引違い戸を古くからある建具の舞良戸にしました。 できるだけ軽くするため側板や棚板はフラッシュ構造にして芯には軽い木材を使用することに。 施主の方から、とてもいいと物ができたと喜んでいただけました。 家の雰囲気にあった下駄箱ができたと思います。ご注文ありがとうござました。(材:タモ) https://furusu.jp/...