木製サーフボード 中編
(続)ウッドサーフボード作ってみました。
これから、予想がつかない作業で突板を3次元曲げて骨組みに貼っていきます。
海面側のボトム面は単純な曲線なので、比較的に楽に接着できました。
デッキ面を貼る前にサイドのレール面に補強材を入れていきます。
桐板をいくつも小分けにして接着。
サーフボードは緩やかな曲線で構成されていて、特に人が乗るデッキ面は
縦軸と横軸でカーブしているので、そこにうまく張り付けれるかが心配でした。
骨組みに確実に接着できるように、
左右に材を渡しそれをしわらせてクランプで止めます。
一発勝負で、もう後戻りできない。
どうにか無事に接着できたみたい、良かった。
次に、レールの補強材のはみでたところをカット。
これを、鉋や鋸で輪郭を作っていきます。
そのレールに化粧材を貼っていきます。さてどうやって貼り付けようか?
今度はクランプが効かない、色々考えてたら
あっ、結束バンドが使えるかも。ぶっつけ本番だけどうまくいきますように。
接着後はこんな感じ。微妙な場所もあったけどどうにか着いた。
輪郭に沿って削っていきます。
いよいよ最終段階、ノーズとテールの化粧材を貼っていきます。
ノーズは二本に分け曲線にあうようにパーツを作成、これが難しくぴったりとした
形になかなか形成できない隙間が空かないように少し削っては確かめの繰り返し。
ノーズに接着したところ。
テールは一本の材で継ぎます。
ノーズとテールの輪郭を削り取って、ボード全体にサンダーをかけて仕上げます。
どうにかボードの8割は完成。
簡単にできるかなと思って始めたウッドサーフボード。
下調べから設計して仕事終わりにこつこつ作ってきてきました。
途中制作を中断したこともあり、気が付けば1年半も長い時間を費やしてしまった。
思っていた以上に難しく、作ってみないとわからい事が多かった。いい経験なったかな。
次の工程はラミネート、これは専門の方にお任せします。