Furusuオリジナルソファー
国産材の杉バージョンと桧バージョンの2タイプあります。
肘掛以外は一寸(30.3x30.3mm)の角材で構成した、シンプルなデザイン。
このデザインの誕生のきっかけは、お客さんのオーダーソファーの案の一つで、
選ばれなかったデザインだったけど、いつか形にしたいと思っていて
この度の新作で作ってみました。
なぜ、針葉樹?なのか。
Furusuブランドのこだわりで、和のテイストの物作りを意識しています。
デザイン事態はシンプルだけど、素材を国産の白木で作ることで、
和風のテイストを出し、和モダンな空間にも合うようにと考えました。
組み方を考えて、ホゾやクデをそえぞれ加工。
シンプルに見えて、作りは意外と複雑。
針葉樹は広葉樹に比べて軽い、でもその半面柔らかく傷がつきやすい。
そこで、一番よく触れる箇所のひじ掛けには、浮作りというブラッシング加工して、あえて木目を浮かして傷をつきにくくしました。
組み作業、材が同じサイズなので、組み方を間違えないように。
ウェービングテープというソファーようのクッションテープを使わなく
木取りで出た端材利用も兼ねて柔らかくしなる性質を活かして針葉樹をそのまま座面下のクションにしています。
ざらざら感がいい肌触り。
組みつけ作業後は、仕上げの鉋かけ。
クッションは最高ランクのスエード調人口皮革を使用。
肌触りが柔らかく、軽くて強い三層構造で水にも強い。
決め手になったのが、製造工程において環境に悪影響を及ぼす有機溶剤を使用していないこと、原料であるポリエステルはリサイクル糸を使用して環境に優し素材です。
思っていた以上に複雑な作りになってしまい、制作は意外と難しかった。
でも、長年思っていた案を形にできて良かった。