柿の木ストーリー(3)
製材所から帰ってきた柿の木には、黒い見事な模様がくっきりと。
まるで白木の真ん中に太い筆でズッバッと線を書いたかなのうな、木目にも見えます。
色々な木材を見てきたけど、こんな個性的な木材は初めてです。
株の部分は、根に近く石が多く含んでいるため製材所では扱えないので、自力で割ることに。
黒い部分が特別硬くチェーンソーを使っても、すぐに割ることはできませんでした。
株を二つに割ると黒の模様の始点が見えました。
ただ、根元は何かの素材として使う事はできないほど石や割れが多かったです。
虫が付かないように、皮をはがして、桟積みしました。
後は、春先まで天日干しして、倉庫で自然乾燥です。
木材として使えるまでに、数年は寝かせます。
個性的で思い出の詰まった黒柿、どう使うかまだアイディアが浮かばないけど、
じっくり考えたいと思います。
木っておもしろい。