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木目スツールができるまで | FURUSU-古巣家具
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木目スツールができるまで

ホームページから、木目スツールの注文を頂きました。

キッチンカウンターで3脚並べて使用したいとのことでした。

無垢材 腰掛け

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オリジナルの木目スツールは、腰掛け用に作っているので

一般の椅子に比べて少し小ぶりサイズ。でも今回ご注文を頂いた方は、

食事の時に使いたいとのことだったので、サイズを少し大きくして作る事にしました。

スツール 家具 岡山

 

 

 

右がスツールが今回のサイズオーダー品。

 

 

 

 

 

木目スツールができるまでを、今回の注文をきっかけに記録したので、ざっくりですが紹介します。

オーダーメイド 倉敷

 

 

材料は、国産材の栓。ハリギリとも呼ばれている。

木目はケヤキに似てはっきりしていて、色は白いのが特徴。

今回は3脚並べて使用するので、木目が揃うよう木取りします。

 

 

 

スツールができるまで

 

 

 

 

木取りして製材したところ。木目が並んでいるかチェック。

 

 

 

 

 

 

 

 

スツールができるまで

 

 

ホゾ穴の墨を付けて、角ノミ盤で掘っていきます。

脚の角度が、少し外に傾くので材を傾けて掘っていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

倉敷 家具

 

 

 

座面に曲線をつけるための墨出し。

型を使って曲線の墨をつけます。

今回は特注サイズなので型も新しくつくりました。

 

 

 

椅子ができるまで

 

クデ切り機という建具を作る時に使う機械で

座面の曲線を荒取りしていきます。

 

 

 

 

 

 

座面加工 スツール

 

 

座面が階段みたいになります。

 

 

 

 

 

 

 

かんな掛け

 

 

ここから体力勝負。手加工で曲線を少しずつ仕上げていきます。

気合を入れてなめらかなカーブになるまで削っていきます。

 

 

 

 

 

 

加工 椅子 オーダー

 

 

 

使用する鉋は、底が丸くなっている反り鉋。

いくつか鉋を使い分けていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

手加工 家具製作

 

 

こんな感じになります。

 

 

 

 

 

 

 

スツール 脚

 

 

次は、脚の加工です。

脚にホゾを付けたところ。

 

 

 

 

 

 

脚の加工 スツール

 

 

テーパーにして、そこから丸くしていきます。

座面の加工同様に、ここからは手加工。

腕の筋肉がパンパン。

休憩して削ってを繰り返しようやく形になります。

 

 

 

 

手加工 家具作り

鉋加工が終了。

鉋屑がすごいことに。

 

 

 

 

 

 

 

 

地獄ほぞ座面と脚は地獄ホゾ。

写真は試作品で、ホゾのきき具合をチェック。

ちなみに、地獄ホゾとは一度は入ったらねけ出せなことから

名づけられているみたい。なるほど上手いネーミングだ。

 

 

 

 

 

 

 

組み立て 腰掛け

 

 

組み立て、接着です。

ここから、サンダーをして塗装します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

焼印 オーダー家具

 

 

最後に、座面裏に焼印です。

完成した日づけと、並べたときの順番も付け加えました。

 

 

 

 

 

 

シンプルなスツールでも完成までには幾通りの加工があります。

商品到着後に「めっちゃいいです。」と喜びの感想を頂きました。

ご注文ありがとうございました。