倉敷緞通ベンチ
倉敷の民芸、倉敷緞通を使ったベンチ。
質感と色合いが以前から好きでお願いして特注サイズに作ってもらいました。
地元で有名な民芸の倉敷緞通。玄関マットやカーペットなどの敷物として
使われています。デザインとイ草の質感が以前から好きだったのですが
偶然に作家さんのお宅兼作業場の仕事をする機会がありました。
イ草の匂いがする工場には大きな木製の編み機?がカタンコトンと音を立てて
いたのがとても印象的でした。
この事をきっかけに、ベンチのクッションに倉敷緞通を使いたいと
お願いしました。クッションといっても中にウレタンやスポンジが入ってる
わけではなく、緞通そのものを巻いたものです。
柔らかすぎず、肌触りの良い物で、できれば自然素材を
ベンチに使ってみたいと思っていたので倉敷緞通はベストな素材でした。
ただ、一つ心配な点があり、人の摩擦に耐える
椅子生地とは作りが異なるので
使用していくにつれほつれが出てくるかもと心配になりました。
そこで、展示室とリビングで使って確かめることに。
使い始めて1年と2カ月、リビングではほぼ毎日座っています。
心配していたほつれはなく綺麗な状態のまま、丈夫なもんです。
展示室のベンチ、材はニレ。
おもいきってお願いしてよっかたです。お忙しいところこちらの要望を
聞いていただきありがとうございました。これからも緞通ベンチ
使っていきます。
リビングのベンチ 材は桐
桐材の強度も一緒にチェック。