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工場の話 | FURUSU-古巣家具 - Part 2
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2015年を振り返って

今年も多くの仕事をいただくことができた一年だった。 ありがたい事に、木製建具の注文が例年以上に多く、 建具の必要性が見直されてきているのではと思う事が多くなった。 数年前までは、量産品の台頭や住空間の変化から木製建具は下火傾向。 でも最近は、これまでの支流に疑問を感じている方から、オーダー建具の注文がありました。 時代は繰り返すのかな、とにかく再評価してもらえる事はありがたい。 今年の施工事例はこちらから。 オリジナル製品のFurusu でも各地の方から注文を頂くことができました。 ただ、すぐ制作できず納期までに3カ月近くも待ってもらい、それは今後の反省になりました。 写真は11月にした商品撮影の画像。古民家をお借りできました。   毎年、時間の経過が加速しているが今年ほど早く感じた一年はなかったかな。 月に4つのブログ記事上げてきたのが、それが3つになり、2つになり、11月は1つしか 書けなかった。書くネタは沢山あるのに、ブログを書く余裕すらなくなるほど多忙だった。 来年は、これまで計画してきた事を実行する1年になりそう。 まず、事務所の改装から展示室の移行。 今年完成した、新製品のプロモーションもしないと。 新築以外にも、文化財の仕事も始まるので、今年以上に慌ただしく・・いやいや 充実した1年なりそうです。 経過はブログで報告します。...

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レトロな手作り機械

60年前から使っているレトロな機械。 モーター以外は手作りのこの機械、 初代が設計して弟子に作らせたものらしく、いまだに現役。               作った方は70歳過ぎて引退したが、この機会の思いで自慢をよく聞かされた。 当時は、まだ手仕事が主流で機械は高くて ほとんど出回っていなかったらしい。 どうにかして機会が欲しいと、試行錯誤して完成させた代物。 横引き単純な機械だけど、故障もなく気取りに今も使っている。                 技術は盗めと教わったけど、機械まで見真似て作るとは、 そのハングリー精神に脱帽です。 会社の歴史と歩できたこの機械、これからも大切に使っていこう。    ...

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工場の引き戸

工場改装計画、今年の一発目は大型引き戸 2015年の目標は工場を改装すること。 去年、全くできず今年こそは古くなった工場をなんとかしたい。 正月明け、時間を取って引き戸5枚を作りました。 以前はトタン壁で暗くて作業がしずらい場所で前々から 早く改装したいと思っていた所です。                                   大きな建具を作る機会が多くなってきてるけど、 工場の引き戸はかなりでかい。 幅:1700 長さ:2700が5枚あり、大きすぎて機械が使えない工程もあります。 できるだけ早くでき、予算もかからないようデザインも工夫しました。 一番悩んだのが、ガラスかアクリル板かポリカーボネートか、建具に組み込む素材を 何にするのかなかなか決断できなく、最終的に経済的なカスミガラスにしました。                   光が入った工場、一度に明るくなりました。 次は事務所内の改装予定、年内にできるかな。...

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お盆休み前に

お盆休み前に、金物交換をするのがいつもの行事。 刃物交換は、手押し鉋盤と自動鉋盤、 交換前には、研ぎ機で刃を新しく研磨します。 この作業は、早く済ます事が出来るのですが、 刃物のセットにはいつも神経質に。 特に、刃幅が長い自動鉋盤は、一発OKという事がなかなかなく微調整の繰り返し。       刃を研いで新しくしたところ、これからセット。             治具に当て、セットする刃が均等になるようにするのだけど、わずかな手加減でズレてします。 ズレの確かめ方は簡単で、二本の材を右側と左側に分けて機械に通します。 平行な台でその材を並べて、指の感覚でぴったりかそうでないかを確かめます。 そのズレが、わずかでもやり直し、セットして木を削って確かめての繰り返し。   手鉋のように、簡単なに微調整とはいかず、いくつもネジを全て緩めて再セット。               コツは、イライラしない事。イライラすると正確にセットできず悪循環になってしまから。 なので、休み前にして、連休明けは気分良くスタートできるよういしています。...

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桟の再利用

材木を積むのに必要な桟。 桟を入れて積むことで風通しをよくして早く木材を乾燥させるのです。 木材を買う都度一緒についてくるので、大量に余ってしまう。でも捨てるのはもったない。 そこで思いついた利用方法は壁材に。 下の写真は工場のトイレ改造中の時。                           桟をの幅と厚みを一定にして、長さをランダムにしてみました。                       接着剤とタッカーで壁面に仕上げていきます。                           なんだかレンガみないに。塗装して着色する予定だったけど しばらくこのまにしておこうかな。また色褪せたら考えよう。 余った桟が少しだけ片付いたかな。...

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自社製クランプ

接着のときに活躍する道具、クランプ。 うちでは自社製で、長く愛用している。 すでに引退された大先輩が若い時に作ったもので、いつ作られたか定かではない。 80個以上もあって、材は堅い楢や樫で作られいて、壊れる事はほとんどない。 昔の職人は道具も手作りが当たり前だったんだなぁ。 なんだかウツボに似ている愛着のあるやつです。                 クランプ用スタンドも年季が入っている。  ...

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インテリア組子

工場のトイレを改築した時に作った蛍光灯を覆う装飾組子です。                   縦長のサイズで練習にもなるので、これまで作ってないパターンの組子で作ってみました。 ひし形のデザインは6角形の組子と同じく種類がいくつもあって、どれにするのか選ぶのにも一苦労。。 それにして、よくこんなに種類があるなと調べながら感動しました。やはり先人から学ぶ事は多いいっす。 どうにか形にはなったけど、納得できる仕上がりではない、まあ一発目でうまくいくほど甘くはないけど。 でもこの経験を次に活かしたり、応用することで新たな物ができるので、まず作ってみるって事はとても大切なことだと思う。        ...

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異常気象?

「あれ、なんだかおかしい・・?」工場で使う道具に錆が、 使っていない道具なら まだしもいつも使う道具の多くに錆ができてる。 鑿や鉋にちらほらできていて、機械に もなんだかざらざら。はっきり分かるのが写真の罫引き、確実に錆だと分かります。 なぜだろう?しばらくして、ニュースで今年の夏は、異常気象の発表が。今年はとにかく雨が激しく、空気中の水分が多いほど錆はできやすいので、原因はきっとそれ。 ここまで影響するとは、異常です。 夏もそろそ終わり。今年の夏は毎日残業であっという間に終わった気が。なぜだか暑い日はやる気が出てついつい遅くまで作業。日中に集中できてないから夜型になっているのかも。...

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迷えるトンボ

暑い、暑すぎる。 この時期は少しの作業で汗が吹き出てしまう。 そんなもんで水分補給はかかせない。 そんな時に一匹のトンボが工場に迷い込んできた。 なんだか動きがのろいので、試しに捕まえたら簡単に捕獲できた。 手のひらに乗せ逃がそうとしてもなかなか飛ばない。 トンボも夏バテ?しばらくするとスウーと何もなかったように飛んで行きました。 それにしてもスリムなボディーでかっこいい。...

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おが屑と廃材のエコ活用

木材を扱う仕事で悩まされるのが、大量にでるおが屑と廃材です。 なるべく短い材や薄い材でも利用することがきるものは捨てずに取っておきますが、 それでも廃材は毎日できます。10年前までは、工場の焼却炉で燃やしていたのですが、 安全面や環境面の事を考ればいいとは思えません。 そこで市の焼却場まで持っていき重量分の代金を払って処分していました。 しかし、疑問が。時代はエコ、工場で出るゴミは木材です。 木材は二酸化炭素を吸って酸素を出す性質から、燃やしても二酸化炭素排出量は+-0と計算されるのです。 また、おが屑はペレットと言ってストーブの固形燃料に再利用もでることを考えれば立派なリサイクルできる資源なのです。 そこで、うちの廃材を扱ってくれるとろはないのか調べてみれば、 受け入れをしている会社が数社見つかりました。 ただ、当社のような月にトラック一台分の量だと少なすぎでもっと大量の廃材が必要と言われました。 その中で一社だけ、ぜひ欲しいという企業がありました。 チキュウカイカイでお馴染みの化学メーカー、クラレの玉島工場です。 自家用の火力発電の燃料として木材や廃材の受け入れを検討しているとのことでした。 企業には、年間の二酸化炭素排出量が制限されているようで木材を燃やせばカウントされないメリットがあります。 そこで小額ですが端材とおが屑を買い取ってもらうことになりました。 ただし、新建材となるベニアやメラミン、アクリル板は含まないことが条件です。 そこで、工場では廃材と新建材が一緒にならないいうに仕分けして捨てるように整備しました。 初めは戸惑うこともありましたがすぐに慣れるものです。 これまでお金は払って捨てていたものが、わずかだけどお金を頂いるよになるなんて大きな違いですね。 今年でクラレさんにお世話になって4年目です。これからも良質な廃材をお届けします。 ...

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