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椅子の話 | FURUSU-古巣家具 - Part 2
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学習椅子 高さ調整OK

学習机に続いて、学習椅子が遅れて完成。 成長に合わせて、高さ調整ができるように作りました。   展示品も含め2脚制作しました。 材は、机と同じ栓で白色が特注です。 集中して学習できるように工夫してみました。 座面は長時間座って着かれにくいように、厚めで硬いめのクッションを使用。 背もたれは、よい姿勢が保てる角度にしています。                     脚に空いた穴は、高さ調整用。                   4つのネジで高さ調整できます。                   最大で12cm高く調整ができます。下の写真は一番高い座面と低い座面です。                     プラスドライバーを使って、ネジを高さに合わせて締めて固定します。                     姪っ子の小学校入学祝いの注文だったのに、完成が遅くなってごめんね。 夏休みの宿題はこの椅子で頑張ってね。 学習デスクの記事はこちら                       使ってる様子の画像が届きました。 ちゅあんと勉強してるね。 ...

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木目スツールができるまで

ホームページから、木目スツールの注文を頂きました。 キッチンカウンターで3脚並べて使用したいとのことでした。                     オリジナルの木目スツールは、腰掛け用に作っているので 一般の椅子に比べて少し小ぶりサイズ。でも今回ご注文を頂いた方は、 食事の時に使いたいとのことだったので、サイズを少し大きくして作る事にしました。       右がスツールが今回のサイズオーダー品。           木目スツールができるまでを、今回の注文をきっかけに記録したので、ざっくりですが紹介します。     材料は、国産材の栓。ハリギリとも呼ばれている。 木目はケヤキに似てはっきりしていて、色は白いのが特徴。 今回は3脚並べて使用するので、木目が揃うよう木取りします。               木取りして製材したところ。木目が並んでいるかチェック。                     ホゾ穴の墨を付けて、角ノミ盤で掘っていきます。 脚の角度が、少し外に傾くので材を傾けて掘っていきます。                         座面に曲線をつけるための墨出し。 型を使って曲線の墨をつけます。 今回は特注サイズなので型も新しくつくりました。         クデ切り機という建具を作る時に使う機械で 座面の曲線を荒取りしていきます。                 座面が階段みたいになります。                   ここから体力勝負。手加工で曲線を少しずつ仕上げていきます。 気合を入れてなめらかなカーブになるまで削っていきます。                   使用する鉋は、底が丸くなっている反り鉋。 いくつか鉋を使い分けていきます。                     こんな感じになります。                   次は、脚の加工です。 脚にホゾを付けたところ。                 テーパーにして、そこから丸くしていきます。 座面の加工同様に、ここからは手加工。 腕の筋肉がパンパン。 休憩して削ってを繰り返しようやく形になります。         鉋加工が終了。 鉋屑がすごいことに。                 座面と脚は地獄ホゾ。 写真は試作品で、ホゾのきき具合をチェック。 ちなみに、地獄ホゾとは一度は入ったらねけ出せなことから 名づけられているみたい。なるほど上手いネーミングだ。                   組み立て、接着です。 ここから、サンダーをして塗装します。                       最後に、座面裏に焼印です。 完成した日づけと、並べたときの順番も付け加えました。             シンプルなスツールでも完成までには幾通りの加工があります。 商品到着後に「めっちゃいいです。」と喜びの感想を頂きました。 ご注文ありがとうございました。    ...

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完成。和モダンソファー 

椅子屋さんにクッションを作ってもらって、ついに完成 これまで長かったけど、いいソファーができました。お客さんの要望で、 クッションも縦じまの物に選んでもらいました。 材が橙色の欅なので、生地はシンプルなものがいいのではと打ち合わせの時に意見したのですが、 夫婦そろって迷わずこの生地がいいと即決でした。 部屋に置いたときのバランスがどうなるだろうかと? 思っていたのですが多少個性がつよくなっても構わないとのことだったのでした。 クッションは頭の位置に膨らみをもたせ、輪郭をはっきりさせました。 こうすることでのっぺりしたイメージはなくなり、 使っていくうちにできるたわみを少なくすることができます。 クッションを置いてみるまで不安でしたが、 懸念していた強い個性もそれほど感じない物に仕上がりました。 将来和室で使うことを考え座は低めのロータイプです、 座り心地も完成までドキドキでしたが、 座り心地も想像以上によく座ってもよしあぐらをかいてもよしの和モダンソファーになりました。 (前編) 愛知のお客さんからの注文なので、発送は家具配送の専門業者に御願いしています。 「達者でなぁ、かわいがってもらえよー。」 後日、お客さんから、喜びの声が届きました。 部屋に合っていてとても気に入っているとのことでした。注文ありがとうございました。...

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和モダンソファーができるまで

以前、ブログに書いた新婚夫婦の新居にあったソファーの続編です。 最初の打ち合わせでは、特にこだわらないのでお任せしますとのこと。 しかし、この「お任せします」作り側としてうれしいようで、とても難題を突き付けられます。 そこで、ヒヤリングをしていくうちに、理想なデザインが見えてくるのです。 今回の依頼は、新居に合ったソファーということでしたが、新築を建てた時には和室で使用したいとのこでした、出来るだけ低めであぐらをかいても問題なく座れること、ひじ掛けにコーヒーカップがおけるように、そして木は和を感じさえる物がいいとのことでした。 色々な意見をふまえてデザインしてようやく制作に取り掛かれます。材は欅(ケヤキ)といって日本を代表する広葉樹で、昔から大黒柱や和室の座卓などに使われてきた、日本人に馴染み深い木です。 今は数が少なくなってきて上質なものはとても高価。そこで、古民家の柱で使われていた物を利用して使います。欅の特徴は、表面が経年変 化し黒ずんでいても、 少し削れば元の木肌の色を保っているのでリユースしやすい特徴があります。右の写真は古民家からの古材を気取る前。                     各部材をとり、それぞれ形にしていきます。塗装しにくい個所は組む前に一回目の塗装をしておきます。                       次に部材を組んでいきます。  組みの次は座面にウェービングテープを貼っていきます。 座り心地を決める緊張する作業、できるだけテンションを掛けて貼るようしています。ソファーのフレーム完成。 次の作業は椅子屋さんに、クッションを作ってもらいます。どんな感じになるかな、座り心地はどうかな。 完成が楽し塗装しにくい個所は組む前に一回目の塗装をしておきます。次に部材を組んでいきます。 組みの次は座面にウェービングテープを貼っていきます。 座り心地を決める緊張する作業、できるだけテンションを掛けて貼るようしています。 ソファーのフレーム完成。次の作業は椅子屋さんに、クッションを作ってもらいます。どんな感じになるかな、座り心地はどうかな。完成が楽しみです。...

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ソファーのデザイン案

新婚夫婦の方から新居にあったソファーの依頼があり、喜んでお請けしました。 ちょうど、これからオリジナルソファーを作ろうと考えていた時の依 頼で、いい機会なのでソファーについて各方面のデザインを調べて自 分なりにまとめてみることに。英国スタイル、北欧スタイル、和モダ ンなど無垢材のフレームで作られるソファーパターンは6種類あるこ とが分りました。この経験を活かして、新婚夫婦の新居にマッチする ソファー案を練っていきます、どんなものが完成するのか作り手とし ても完成が楽しみです。...

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ウォールナットのベンチ

オリジナルのベンチが完成しました。 二つの試作品を作り改善してきてこのデザインになりました。 丸身の脚と貫きは、手鉋で少しずつ削って形にしています。 中心に向けて斜めに入る貫きが特徴で、ベンチにかかる体重を分散してくれます。 材はウォールナット、常時展示しています。  ...

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ベンチの制作

オリジナルベンチを制作中。 これまで、椅子やソファーを作ってきたけどベンチの注文がなく、 今回デザインしてオリジナルを作ることに。 椅子のパーツとなる部材は旋盤と言う機械で加工されるのが一般的。 ですが、工場にそれがない。そこで鉋を使い分けて少しづつ形にしていきました。 削って削って、一つの部材ができるまでかなりの量を削ります。 次第に、手がだるくなってきます。旋盤があればと思うのですが、そこは辛抱。 鉋で作らば、手仕事のよさが伝わるはずと前向きに考えるようにします。まだ試作段階ですが、 これから修正しながらオリジナルベンチを完成させていきます。 ...

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座面の削り出し

座面の削り出しは、とてもハードな作業 握力がなくなるほど鉋を使って削って、削ってを繰り返して少しずつ形にしていきます。 ボタン一つでマシンが作ってくれようなハイテクな機械はないので、 できるだけ均一な仕上がりになるように専用の治具やガイドを作って、 それに沿って形にしていきます。鉋は座面用に台が丸くなっていて曲面加工がしやすくしています。 材が硬いので、簡単な作業ではないけど、 平ら板が少しづつ表情が浮いてくるので、削っていて楽しくなります。 ...

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オリジナルチェアーができるまで

オリジナル作品を作る時に、椅子などの直接人体に接する人体系は実寸大のサンプルを作るようにしています。実際に座って確かめることによって製図やミニチュアでは分からない発見があります。 座り心地を確認するのはもちろん、構造や強度的が確認でき作る工程も把握できます。 理想な形にしようとサンプルを修復して微調整します。 写真はオリジナルチェアー、左の写真がサンプルで右が完成品1号。 桐で作る理由は、軽くて加工しやすく、耐久性のな問題が分かりやすくでるので選んでいます。 今回の大きな修正点は、座面の座り心地と背もたれの角度でした。 サンプルの座面をもっとなめらかにして、よりヒップの曲面にフィットするように。 背もたでは角度がやや急だったのを長い時間座っても疲れないように少し角度を倒しました。                   ・座面               ・脚部                        ...

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