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furusu | FURUSU-古巣家具 - Part 6
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塀の開戸

ご近所さんからの依頼で、 傷んだ開き戸を作り替えることに。 既存の建具はすでに、戸先が地面についてしまっている状態。 開け閉めには建具を持ち上げないけない。 そこで、元の形に筋交いを入れて建具がダレてこないよいにと補強。 材は、米ヒバで塗装は外部用のウレタンクリア塗料を2回塗り。 これで、そう簡単には雨には負けないぞ。 ...

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丸のワークテーブル

ワークショップの時に使う丸いテーブル。 用途は、作業をしたり、ご飯食べたり、くつろいだりと多目的用あので丸の天板に。 限られた時間の中で、予算もかけられない。 材は、杉の足場板にして、デザインはイタリアのプロダクトデザイナーの エンッォ・マーリィ(Enzo Mari)が手掛けたような形にした。 理由は早く作れそうだったから。 通常はホゾで組む作りだが、今回は接着剤とビスで貼っていく作り。 慣れてないので、思ってたよりは時間がかかった。 足材は、30mmx60mmと規格化してみた。 機械的というか、直線的というか。 全部で4脚つくって、これからどんどん使っていこう。 ...

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釘を斜めに

板戸の釘を打つときの話。 まっすぐ釘を打ち付けるのではなくて、少し傾て打つようにする。 そうすることで、板がの膨らみを抑えることができる。 特に外部の建具に、施さないと釘の頭が出てくる現象が起きてしまう。 ちょっとした工夫の小話でした。 ...

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玄関ポスト

玄関脇の明り取り用のガラス枠を利用して 大きなポストと格子を設置しました。 お世話になっている設計士の方から頂いたお仕事です。 最初に現場を見たた時は、うまく解体できるか心配でした。 というのも玄関なので、お客さんに迷惑にならないように 一日で仕上げる必要があるからです。 画像は元の内装 まず、上と下のガラスを外し、真ん中の横桟を鋸で切ってオープンに。 そして、所定の位置にポストを設置して固定。 ポストは1mmほど枠より大きく作り、クランプで開口を強引に広げて差し込みました。 あえて大きくつくることで枠との接地面がきれいに付くからです。 ポスト下には、網戸と、風通し窓と取り付け、ポストの上には元あったガラスを戻しました。 部屋中に格子をつけて完成。 夕方までかかると思っていたけど、3時前に作業終了。 いつも何かしらの事が起こるのですが、予想以上にスムーズにできました。 お客さんは、とても気に入っていました。 ご注文ありがとうございました。...

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先代の師匠

祖父である初代の師匠は磯嶋親方と言って、 当時は名工で名が通った職人だったそうです。 その親方の作品が、津山の元銀行に残っていて、 現在は重要文化財に指定されアートギャラリーとして見学ができるようになってます。 以前来た時は解放されてなく、門ごしから見るだけだったけど、 この度、津山に行く機会があったので、じっくり拝見してきました。 窓の外には木製の格子がはめていて、 面の角度が鋭角なこと、ずいぶんと尖らせて組んでます。 何という面からないけど、部材をつくるのも一苦労だし、 ぴったりに組んでいく作業は至難だったと思う。 貫といって横の部材がキレに貫通している。 枠と縦格子の接合部が見事、ぼぞ穴加工をどうしたのか? 開戸もおしゃれ。 ガラス枠の面とういうか装飾が目立つ。 内部にも、すごい技術の建具がいくつもあって、 豪華な格天井の中央には様式風な木組の装飾。 吹き抜けの壁面には、和洋折衷スタイルともいえそうな組子の欄間がはめられていてる。 100年前に建てられた建物で、当時はそうとう目立ったはず、 でも現在でもモダンな感じがする作品でした。 さすが名工、脱帽です。...

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昔スタイルの木製戸車

現在工事中の文化財の建具。 作られた年代の江戸時代後期仕様での制作です。 ここの建具を担当してもう5年目。 数多く、修繕していくうちに当時の建具屋のスタイルがだんだんと分かってきました。 今回は、新調なので1から作って行きます。 特徴的な作りをざっくり紹介します。 木製の戸車は調整が難しい。嵌めては削ってを繰り返し車輪部と軸部を整えていきます。 軸の制作、鉋で丸くしていきます。 軸の中心はぐすめに、建具枠の接合部になる箇所は固めに調整。 腰型面。 縦枠と横枠の接合部を立体にキレに見せる面ですが、結構脇役な技術。 でも、これ地味で難しい作業。 オンとなる横枠 メンとなる縦枠、どちらも接合部を45度に刻みます。 やっかいなのが、四方が上手くいくかは最後の組んだ時にしかわからない事。 一発勝負だから組むまでドキドキ。 枠に組み込む杉板は剣剥ぎといって、オンとメンとをそれぞれ作り剥ぎわせて一間の板にします。 組んでしまえば、この加工あまったく見えない。 機能的には板の伸縮に合わせた技法でよくできている。 見せる技術ではなく、機能的な技。 杉板を一間にして、横桟を打つために蟻をつけます。 吸いつけ桟といって、横から差し込めば板の反り止めになる工夫です。 最後に、ホゾに打ち込む楔を作ります。 材は本体の材よりも固い気を使います。 接着剤がなかった時代の技術。 組んだらこんな感じで、かなり丈夫になる。 パーツの加工が終わり組む前に、古色塗りをしておきます。 蟻桟を入れていきます。 楔を打ち込む瞬間、これを打ち込むともう外せない。 腰型の一部面、どうにかうまく行きました。 建付け時、戸車もスムーズに動いてくれて一安心。 作るたびに思うけど、これを手道具だけで作るなんて、すごすぎる。 ...

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縁側の建具調整

大広間の縁側の連なる引き戸調整。 家も、建具もだいぶ年期がはいってるので、スムーズには動いてくれません。 今回、修繕するのは全部で16枚。 そう簡単にはいかないと思ってたけど、想像以上でした。 まず、建具が外れない、こういう時はジャッキアップ。 床が沈んでる箇所は、床下からもぐっと上に持ち上げて、補強材で固定もしました。 何とか建具が外れた次は、ボロボロの戸車を交換して、ジャッキが無くても取り外してでき スムーズに動くように削ったり切ったりして切り込んでいきます。 次の難関は、ガラスの隙間をどうするか。 建具に差し込んだガラスが、建具が歪んでしまい、隙間がいくつも空いている状態。 これだと建付けをいくら良くしても、隙間風が入ってしまう。 ガラスを外して、調整しようと思たら、ガラスを入れた箇所が分からない。 色々調べたら、縦ツカが抜ける仕組みになっていた。 この技術には、感動しました。今では上からガラスを落とし込むのが主流で、細工はほとんどしません。 誰も、気づかない地味な技術だけど、丁寧な仕事が伺えます。 結局二人がかりで丸二日かかりました。 動かなかった建具が、すんなり動くと気持ちいいもんです。...

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植栽

ずーと前からしたかった、事務所前の植栽。 縁あって仕事を依頼してくれたガーデンにング屋さんに、頼む事にしました。 当初は事務所前の、ほんの僅かなスペースだけのつもりが、 駐車スペース用の、場所にも植栽してはと提案がありました。 なんでも、廃材で作った木壁が、グリーンとマッチするようなのです。 プロが言うなら、お任せします。 シンボルツリーとなる、アオタモを植える箇所を掘ってます。 だんだん、ガーデニングらしくなってきました。 事務所前のスペースにも。 まだ、葉や芽がついてないものが、多いいけど春先には徐々に緑がついてくるようです。 そのためにが朝の水やりは欠かさないように、習慣ずけないと。 植えたもらったグリーンは全部で20種類ほど。 植物の成長がたのしみです。...

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組子の修復工事

文化財に登録されている邸宅からのお仕事。 130年前に作られて書院障子が破損しているため、修復工事です。 障子中心部の組子が割れている状態で、いつものように直せば、すぐに直るだろうと考えていました。 できるだけ当時の木材を使って直すのが文化財。 大きく破損していれば、それだけ接着面もふえるので、小さい破損を直すよりは以外と簡単なのですが、 今回は破損部がどれも小さい。おまけに組子の厚みは3mmと細くて弱い。 強度的に弱い箇所は小さな接ぎ木をすることにしました。 これのピースを一本一本破損具合に合わせて継いでいきます。 接着出来たらしばらく乾燥。 着色して、紙は貼った状態。同化していていい感じ。 文化財の修繕はいつも大変だけど、今回は想像をはるかに超えて難しかった。 予定の時間をオーバーするとは思っていたけど、想像以上に時間がかかった。手ごわすぎるぞ文化財工事。...

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カウンターチェアー

いつもお世話になっている方からの依頼で、 今回はカウンターチェアーです。 古民家を改装した喫茶スペースで、セミナーやシンポジウムなどイベントが 定期的に開催される場所で、使いたいとのことでした。 これまでは、セミナーの時は同じ高さの椅子を使用していたため、前で話する人の顔が見ずらかったそうです。 すでに、いくつかオリジナル家具を納品しているので、どんな物がよいのかはイメージしやすかったです。 デザインは直線的にして、材種を分けて作ることにしました。 材種:山桜 材種:銀杏 その他:杉:桧:ナラ 座面と背もたれの留め加工 同じで残でも、材種が異なるのでそれぞれに個性がでます。 重量や質感、木目など木の特性がでて椅子になりました。...

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