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furusu | FURUSU-古巣家具 - Part 15
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ながーい格子

新築の壁一面に格子を取り付けるため、 3m以上ある格子を7枚製作中です。 サイズがでかすぎて組み立て機が使えません。 なので、二人がかりで組んでいきます。 トントンと金槌の音が工場内で響きわたった一日でした。 ...

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ウォールナットのキャビネット

設計事務所から、ウォールナット家具のオーダーメイドの依頼です。 上と下は収納で、中は飾り棚使用のキャビネットで、幅が1800mmある大きなサイズ。 最初は木材をどれにすのかという事から打ち合わせが始まり、 チークや桜など色々候補があがり、結局は室内の雰囲気に合わせたウォールナットに決定しました。 材が決まれば次は、天板の材を探す作業開始です。 ウォールナットは人気の木材で、高級木材の一つ、予算の範囲内でどれだけイメージに合うものが見つけるかが勝負になります。 色々探して、予算とサイズにあった天板がこれ。 割れが入った箇所どうにか切り落とせる箇所なのでセーフ。 反りが激しい箇所は、機械と手鉋で平らにしていきます。 この反りだけども、厚み10mm以上は削ることになる。 天板を平らにして、次にはそれぞれのパーツとなる部材を作って組み立てていきます。 無垢材なので、湿度の関係で変化するので変化しても引き出しや扉が問題なく使用できるように微調整します。 この作業が、難しくぴったり過ぎても削りすぎてもダメ、新調に家具の様子をみながら仕上げて行きます。 棚板を付け、裏板を張って組み立て終了。そしてオイル塗装を2回塗って完成です。 画像は出荷前のもの、喜んでくれるかな?きっと喜んでくれるはず。...

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ホワイトボード壁

事務所改装で、少しこだわった箇所がホワイトボードの壁。 以前のオフィスでは紙を押しピンで張っていたことを止めマグネットで止めることにして、 黒板代わりにして、必要事項は壁に直接書く事にしました。 高さ1000mmの収納棚を作って、その上から壁をホワイトボードのクロス壁を張ってもたいました。 画像の左面の壁全部を。 当初は、予算の都合でホワイトボードになる専用塗料を自分たちで塗る方向で考えていたけど、 忙しいく時間がとれないのと、鉛が入っている塗料なので仕上りがザラザラになるようで、 それでは他の壁との統一感がでない。 ということで、プロのお任せして専用のクロス壁を貼ってもたいました。 壁をホワイトボードで利用すことで、すっきりオフィスになった。 普通のクロスよりは割高だったけど、奮発したした甲斐がありました。...

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四角と三角のオフィスデスク

限られた空間でスタッフ皆にデスクを用意すると、たちまち歩けなくなります。 そこで、共有デスクにして、事務所内の動線もスムーズにしました。 以前のように物で行き止まりになっていたり、通るのに窮屈な場所があったりするのは嫌でした。 面積の大きいデスクを、どのような形にしてどう配置するかで、事務所内の快適さが決まります。 そこで、デスクを二つに分け、詰まりのない動線にしました。 入り口付近のデスクは三角形で、四角形の天板。 当初はどちらも、四角形で製作予定だったけど、商談場所の応接セットへ行く動線(画像左)がだいぶ窮屈になってします。 そこでおもいっきて三角形に変更して、動線を確保。 一見すると、何でこんな形と思うけど、オフィス内がスムーズに行き来できるなら、これでOK。 四角テーブル4人用。木は、米松で節あり材。 引き出しも設けました。両端は三角形で小物用です。 ちなみに、事務所改装を期に仕事終わりには、デスクの上の物を全て整頓して帰宅するこ事にしました。...

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オークのオフィス棚

今回作った事務所家具で一番大きなサイズ。色々な物を収納できるように、 製作段階で、何をどこに置くか、どこに置けば使いやすいかなど考えながら設計しました。 設計前にしたことは、昔の事務所で置いていた物の仕分け。 とにかく、物が溢れていて必要のない物は、この際処分。 使う頻度が少ない物や、事務所に必要のない物も他の場所に移動です。 そこで、必要の物の量が見えてきてたら、デザインと設計開始。 うちの事務所家具なんで、時間もお金もかけれません、できるだけ余った材料で作りました。 まず、下の収納キャビネットを壁に取付け。壁と天板の隙間ができないようにするのが難しい。 上の棚の設置。無駄な空間をなくして、すっきり見せるよう天井まで上げました。 こんな感じで、天井に固定。平面なハシゴを並べて設置して棚にしています。 収納キャビネットに開戸を付け行きます。全部で10枚。 取っ手は、黒い木の鉄刀木(タガヤサン)。他のオフィス家具の取っ手も全て鉄刀木で統一してみました。 中心にはコピーとFAXの複合機を設置。念願だった無線LANで要らない配線なくしてスッキしました。 意外と大変だったのが棚分け作業で。カタログ、見本帳、図面やこれまでの作業履歴、コピー用紙などなど できるだけジャンル分けしてそれぞれの棚に分けてます。 最初皆とまどうと思うけど、慣れればきっと使いやすいはず。...

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銀杏のキッチン 

事務所改装に伴って、手洗い場をキッチンに新設することにしました。 天板はもちろん木材で、小スペース用のキッチンをイメージして作りました。 木材は銀杏。この木材は寿司屋のカウンターやまな板に使われるので有名です。 数年前に丸太で買った木で、いつかはキッチン天板にと考えていましたが、 結局そういった注文もないので、事務所用に使うことにしました。 天板になる木材を鉋で整えているところ、銀杏の匂いが工場に広がります。 天板以外も銀杏で、アクセントに取手とバックガードは黒の鉄刀木を選びました。 家具を組み立てて設置準備、排水溝や水栓がうまく接続できるか位置を正確に出します。 小さなキッチンをイメージしてるのでシンクは思い切って丸にしてみました。 使いにくいかな?でも料理をするこはないからこれでOK。 冷蔵庫とレンジを設置して、完成。 冷蔵庫を置くスペースが確保できなくて、カウンター下に設置すること。 前の冷蔵庫より小さくなったけど、見た目はスッキリ。 下にはガラリ戸の収納と、右に引き出し収納を作りました。 今回、天板には撥水性が高いセラミック塗料を使用してみました。 カビが来るかこないか、経過をチェックして今後の参考にしていこうと思ってます。 横からは、こんな感じ。  ...

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チークの製材

長年眠っていたチーク材を製材してらいに、 車で15分のところにある、老舗製材所へ材を持っていきました。 チークの製材は刃を傷めるので嫌がるかなと思っていたけど、 6月になったら梅雨の関係で仕事が落ち着くので、その時にするわと受けてくれました。 製材前に、どう切ってもらうかよーーく考えます。 家具に使うか、建具に使うか、板挽きか柾挽きか。 出てくる木目を年輪で読みつつ決めていきました。 なんだかすごい機械。 熟練の経験と技でどんどん材を切っていきます。 これはいい目だ、こいつは少し青いなあ、なんて職人さの話を聞きながら 製材をしばらく見学。自分は、この板は天板に、この木目は建具の框になんて考えながら見ていました。 今度は、どうやってもって帰ろうか? 行きは運送屋に頼んだけど、薄くして軽くなったで、数回に分けて持って帰ることにしました。 でも、改装が終わるまで工場に置くスペースがないから、しばらく置かせてもらうことにしました。  ...

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改装工事はじまる 

ずーと前から計画していた事務所の改装と、 展示室にするための改装工事がはじまりました。 何年も前から、周りに方には断言していた工場の改装、 皆さんはすでに忘れてしまっていると思いますが、ずーーと早くしたいとは思っていました。 でも、日々仕事に追われ改装する時間は全くない状態のまま、これではいかんと思い、 専門分野はプロの方に協力してもらう事にしました。 初めに、40年前に作られてそのままだった、事務所の改装で、 次に、日程をみながら、2階に展示室とワークスペースを作ろうと段階を踏んで進めていく予定でした。 でも、一度にしたほうが早いと言われ、ほぼ同時に改装することに。 お世話になっている大工さんが改装を協力してくれました。 さすがに早いあっという間に下地まで壁と天井をはがしてくれました。 事務所の改装は順調、問題なのは2階。 展示室に予定しているスペースは、まだ材木がぎっしり。 これをどけないと、改装ができない。 強引にスペースを作り、とりあえず移動させよう。 何年もかけて貯めた、色んな種類の材木。これを一度どかして何もない空間にします。 ここで手こずったのがみかん割したチーク。 いい木なんだけど、刃をすぐ傷めるので、職人泣かせの木材。 使うのに躊躇してしまい、その結果これだけのチークがずっと眠っていた。 この際だから、細かく製材してもらう事にして外に出そうとするのですが、 二人では、重たくてびくともしない。 4人でようやく、それでも持てない重たい材は、転がし滑らしながらどうにか外へ。 チークを出すだけで、4時間も。 これを製材所にもっていかないと、とりあえず大型トラックに来てもらおう。...

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菱形の明かり窓

倉敷の設計事務所からの依頼で、菱形の木枠が入った明かり窓の制作です。 なんだか懐かしいようなデザイン。 まだ、アルミサッシが出てくる前、木製建具が外部用に使われていた時には、 こういった凝った形に物がよく使われていたようです。 今日でも、古い家で残っている所はあるみたいですね。 画像は逆行だけど、がっちりいい感じにハマりました。 ニューレトロというのかな、新しいようで懐かしいと思うのは僕だけかな。 家の完成が楽しみ。...

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文化財の修復工事

文化財の仕事がいよいよスタート。 これまで、何度か文化財に認定された仕事はこなしてきてが、 今回はこれまでとは、ちょっとスケールが違う。 全修復という形で、解体後に、再度すべて修復して立て直すというもの。 江戸時代に建てられた民家で、建具の枚数がかなりある。 完成までは、数年先。期間を分けて少しずつ修復していきます。 文化財は普段の作るとは違って、新しくするのではなく 元の物を忠実に作り直して残すという作業になるから、かなり時間がかかる。 長い道のりが、いよいよ始まった。 先ずは、土戸(蔵によく使われている開戸)の修繕から。 土が取れた骨組の状態。 グスグスで、強度がない。分解して強度を持たせます。 木舞と縄を取っていきます。 取るにも一苦労、使える木舞や縄は保管して、再度使用せよとのこと。 土を塗るから骨組は見えない。けど、文化財は元の形を残す仕事。 見えないからと言って妥協は駄目なんです、元の作り同じに。 次に分解、ホゾが切れないように注意。 この時に出た釘も残して、使えるものは再度使い回します。 組みなおす時に、元の位置が分かるようにマスキングテープで印、 こうしておかないと、元の形が再現できなくなります。 材木が腐って強度が保てない箇所は継木します。 一か所継木するだけで、あっという間に時間が過ぎてしまう。 新品ならすぐに完成してるのに、なんて気持ちがめげそうになりながらも、 確実に一歩一歩と進んでいきます。ホゾはもちろんオリジナルと同じ地獄ホゾで。 負荷がかかる箇所や、材木の状態などみて、継木の加工方法を それぞれ工夫して直していきます。上の画像は蟻継。 部材を修復して組み立てです。よしよし、強度があるぞ。 次に左官屋さんにバトンタッチ、土を塗る工程に進みます。 今回は7枚の土戸修復ですが、かなりの時間を費やしてしまった。 まだ慣れたない作業、でも経験を積めばもっと早くできるようになる。 大変な仕事だけど、やりがいはすごいある。 数年先の完成まで、頑張ります。...

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