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furusu | FURUSU-古巣家具 - Part 21
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重森三玲記念館へ

昭和を代表す日本庭園作家の重森三玲記念館へ。 倉敷から米子へ向かい高速道路で、 賀陽付近で、「永遠のモダン 重森三玲」なる看板が。 通るたびに気になっていたので、余裕があるときにちょこと行って見ることに。 記念館は、重森三玲出身地の吉備中央町にあり、記念館の隣には天籟庵という茶室が移築されています。 この天籟庵、18歳の時の初めて手がけた作品らしいのです。 四畳半の茶室と、三畳の水屋から成り、庭には珍しいコンクリートで造られてます。                   セメントに色粉を混ぜ2色のコントラストにより海と波をイメージしています。 なるほどこれが永遠のモダンって事なのか。茶室にしては大胆。           この茶室を、18歳で設計するとは、驚きです。                 記念館の正面には資料館もあって、いつの間にか長居してしまった。 隣接する吉川八幡宮も立派な神社で、古くから続く当番祭の 様子も映像で紹介されていました。一月間続く当番祭の クライマックスには白装束の当番様による走り競べあるようです。      ...

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お盆休み前に

お盆休み前に、金物交換をするのがいつもの行事。 刃物交換は、手押し鉋盤と自動鉋盤、 交換前には、研ぎ機で刃を新しく研磨します。 この作業は、早く済ます事が出来るのですが、 刃物のセットにはいつも神経質に。 特に、刃幅が長い自動鉋盤は、一発OKという事がなかなかなく微調整の繰り返し。       刃を研いで新しくしたところ、これからセット。             治具に当て、セットする刃が均等になるようにするのだけど、わずかな手加減でズレてします。 ズレの確かめ方は簡単で、二本の材を右側と左側に分けて機械に通します。 平行な台でその材を並べて、指の感覚でぴったりかそうでないかを確かめます。 そのズレが、わずかでもやり直し、セットして木を削って確かめての繰り返し。   手鉋のように、簡単なに微調整とはいかず、いくつもネジを全て緩めて再セット。               コツは、イライラしない事。イライラすると正確にセットできず悪循環になってしまから。 なので、休み前にして、連休明けは気分良くスタートできるよういしています。...

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タモ材のリビングセット

退職を機に念願だった平屋を建てる方から、ローテーブルと 一人掛けソファー、三人掛けソファーのリビングセットのオーダーを頂きました。 希望は、無垢材の重厚感が感じられる物で、部屋に合うようにしてほしいとの事でした。 フローリングが、タモだたので、家具もタモで統一する事に決定しました。                     リビングテーブルは厚みのある板を二枚剥いで、天板を作っています。 お孫さんがあたっても危なくないように、角はできるだけ大きく丸めにしています。               「無垢材の質感が好きで、できるだけ触れていたい」ご夫婦たっての要望でした。 なので、各部材を大きめして、無垢の素材感が引き立つようにしました。 特に肘掛は直接触れる個所なので、バランスが取れる範囲まで面積をできるだけ大きくしました。 座面は深めに、幅も広めにしてゆったりできるサイズにしています。 こういする事で、頑丈でゆったりした仕上がりになります。 ファブリック(布地)はストライプの入ったデザイン、奥さんが選んだ物です。     制作中の画像です。 3人用ソファー、 クランプで組立て。               背面 格子状に組んで、ます。 これから、クッションを入れて最終チェック。               一人用ソファー 組み立て中。 肘掛けRになっています。                脚は、回転金物を取付て、 動き易いように。                 背面 クッションを入れて最終チェック。                   リビングセットが完成。 納品時に、とても喜んで頂きました。 「期待以上に良いね、一生大切にしいきます」と とてもうれしい言葉をもらいました。 シンプルで、スタイリッシュなデザインが好まれるなか、 今回はその逆に、無垢の素材感を出した家具 を意識しました。 制作、完成まで余裕があったつもりでしたが、 ぎりぎり家の完成見学会に間に合いました。 このリビングセット、結構好評だったみたいです。 この度は、ご注文ありがとうございました。  ...

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学習椅子 高さ調整OK

学習机に続いて、学習椅子が遅れて完成。 成長に合わせて、高さ調整ができるように作りました。   展示品も含め2脚制作しました。 材は、机と同じ栓で白色が特注です。 集中して学習できるように工夫してみました。 座面は長時間座って着かれにくいように、厚めで硬いめのクッションを使用。 背もたれは、よい姿勢が保てる角度にしています。                     脚に空いた穴は、高さ調整用。                   4つのネジで高さ調整できます。                   最大で12cm高く調整ができます。下の写真は一番高い座面と低い座面です。                     プラスドライバーを使って、ネジを高さに合わせて締めて固定します。                     姪っ子の小学校入学祝いの注文だったのに、完成が遅くなってごめんね。 夏休みの宿題はこの椅子で頑張ってね。 学習デスクの記事はこちら                       使ってる様子の画像が届きました。 ちゅあんと勉強してるね。 ...

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無垢材のキッチン (後編)

栗のキッチンと収納棚のオーダーメイド。 使いやすさにこだわって、ようやく完成。 ヒヤリングからはじまり、デザイン、制作まで普通のオーダー家具と 違って、随分と長くかかってしまった。でも完成してしまうとあっと間だったかな。                             がス、水栓、電機の工事も、無事終了。 天板幅が3m,奥行きが70cm,の大きなサイズなので 部屋を圧迫するかなと少し不安だったけど、ぴったり納まったので安心しました。       吊戸棚は5枚開き戸。 モールガラスを使って、中の物がうっすら見えるように。 ヒヤリングの時、ご主人が気にってくれた七宝柄を デザインに取り入れてみました。             暗くなっても調理しやすように 吊戸棚にLED照明を埋め込みました。               シンクの下には大きな収納スペース。 瓶を多く使われる奥さんのため、 開け閉めするたびにズレて動かないように、 滑り止めマットを敷いています。             立ち仕事の負担を軽減してくれる、もたれかけの バーをシンク手間に付けました。                   取手は特注オーダーで、 鉄作家さんに作ってもらいました。 栗のキッチンにぴったりマッチしてます。               納品時、とても気に入って頂きました。 でも、キチンは大きな作業台。 しばらく使って見て、また感想を教えてくださいと お願いして一月後に、使い勝手について 聞いてみました。 「とても使いやすく、気に行っています。 デザインも良く、家族や友達にも好評です。 本当にいいものを作っていただきありがとうございました。 あとは、壁のタイルを早く張って完成させたいです。」       嬉しいお言葉ありがとうございます。 初めてのオーダーメイドキッチンにも関わらず注文してくださり、ありがとうございました。 今回を機に、キッチンについて多くの事を学ばせて頂きました。  ...

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無垢材のキッチン (前編)

「キッチンを作ってもらえませんか?」 ホームページを見て気に入っていただいた方から依頼がありました。 いつかは作ってみたいと思っていたけど、これまで機会がなくオーダーキッチンは初めて。 キッチンは、オーダー家具とは違い、色々な物が組み合わさってできる言わば作業台。 シンク、天板、水栓、コンロ、オーブン、レンジフード、食洗機、照明などなど、知っておく事が山ほどあります。 使う方の、キチンライフも把握しておくことも重要で、既存の調理器具はじめ、調味料、食器、キッチン必需品などが どれだけあって、どこに収納しているのかまで知っておく必要です。 いいキッチンとは、快適なキッチンライフが演出できるかどうかだと思っています。 それが、自分にできるか正直不安でした。そこで、すぐに注文ではなく、何度かヒヤリングをして、 要望を形にしてオリジナルキッチンを提案させてもらいました。 依頼内容について。 ・キッチンは壁に面しておくI型でその上には収納キャビネットを。 ・できるだけ多くの物が収納できるよう、収納スペースを大きく。 ・流しはできるだけ広いものにして作業しやすいように。 ・材は水回りに強い木で、キッチンデザインはおまかせ。 ヒヤリングをしていくうちに、理想なキッチンが見えてきました。 特にこだわったポイントは、 奥様が調理のプロの方だったので、普通よりも多くの調理器具や調味料を使われていました。 そこでオーダーキッチンでは、それらが全て収納でき、簡単に取り出せるようにすつため、 調理中の動線をふまえて、収納スペースを設けていきました。 設計とデザインでOKが出て、制作開始です。 材は、水や湿気に強い栗。木目の動きが力強い木です。     倉庫にあった大きな栗材。 かれこれ20年近く寝かせたままだったので 表面の色が変わってしまっていた。 一部を削って、木目をチェック。               次に引出し前板の木取り、墨をして何度も寸法チェック。                           墨の線を、割っていきます。         木目が揃った前板の木取りがなんとかできた。 それにしても、木目の勢いがすごい。                       ボディーフレームに使う栗。 乾燥状態によっては、真っ二つに割れてしまう栗。 豪快な割れ方、ここまでくると気持ちいい割れ方。 ピース。                 本体をフレームを組んだところ。 シンク、コンロ、食洗機が無事に納まりますように。               完成は次回のブログ後編へ                      ...

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ウォールナットの本棚

洋書も置けるブックセェルフのオーダーメイド。 WEBからご注文を頂きました。 初めに、家具のイメージを提案してもらいそこから デザインとサイズを練っていきました。 まず、どんな本を置かれるの聞くと 洋書を置きたいとのことでした。 洋書の規格サイズと日本のサイズを比較してみると、 わずかな違いがあります。 書も、どちらも置けるよう提案して棚の間隔を決めました。                         本棚はデザインはある程度決まってしまいます。個性はだせないし、あまり求められない家具。 でも、その制限の中にもオリジナルな物作りをするのがオーダーメイドの見せ所。 天板から上の棚まで、側板た斜めにカットしました。 角度をつけることで、のっぺりとした形がシャープに変わります。 作り方にも一工夫。 天板と側板は組み継という木工技法を使い、一部を蟻加工にしています。 こうすることで、家具を頑丈にして、板の反りを抑えてくれます。                 初めは、チークかウォールナットか迷われていました。 最終的なには板目が特徴的なウォールナットに決定。 棚の材料には無垢材ではなく、突板を使う選択もありましたが、 お客様の希望で、総無垢材で制作しました。                           組立後に、底板の裏に完成日とロゴを焼印して完成です。 そうだこの日はワールドカップブラジル大会の開催日。 将来この日付を見てくれた方は、そうな事を思ってくれるかなと想像しながら焼印しました。                         お客様からの感想と画像が届きました。                         「お世話になっております。 本日本棚が届きました。 シンプルでありつつしっかりとした存在感があり非常に気に入りました!! いろいろ細かい部分まで対応頂きありがとうございます。」 気に入って頂き、こちらもうれしいです。 本棚でありながら飾り棚になっているところが素敵ですね。 この度は、ご注文ありがとうございました。        ...

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桧の人形ケース

白木の人形ケースを作ってほしいと、 インターネットから注文をいただきました。 お問い合わせの時、はたして注文をくれるだろうか半信半疑でした。 と言うのは、人形ケースは細かい仕事で、制作時間が意外と長く必要で、 一般的な既製品と比較すると特別高くなってしまうのです。 この旨を伝えたら、快く了承していただきました。 注文の内容は、持っている人形に合うサイズを2ケース注文で、 材は白木を使い、ガラスでなくアクリルを使ってほしいとのことでした。                       初めは、外国産の白木のスプルースでと考えていましたが、 日本人形にはやっぱり国産材が合うはずと桧で作る事を提案しました。 裏板と台には桧の突板を使ってます。                 無塗装なので、ケースを開けると桧のいい香りがします。 シンプルで小さいな物なのに、制作時間はテーブルを作る時間と 同じぐらいかかっています。               お客様から感想をいただきました。 「人形ケース無事到着しました! 素敵なケースに入って、お人形が喜んでいるようです。 お願いして本当に良かったと思います。 丁寧に作っていただきありがとうございました。 実は、私は今海外に住んでおり、岐阜に住む母の為にお願いしました。 最近、母がいくつかあったお人形を処分し、その中から思い入れのあるものを2つ残しました。 今回はそのケースをお願いたわけです。 お座敷に飾るので綺麗なもので。地震に備えてガラスは使いたくない。という母の要望をかなえてくださってありがとうございました。文頭に書いたものは母からのメールです。期待以上のものが届いて、とても喜んでいました。」 完成までに、しばらくお待たせしました。 2日遅い母の日ギフトになりましたが、喜んでいただきうれしく思います。 この度は、ご注文ありがとうございました。...

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出雲民芸館へ

島根に行った時の話。 高速道路の終わりの、 出雲で降りると出雲民芸館の看板を発見。 いい機会なんで行ってみることに。 そこは立派なお屋敷で、敷地に入る前から圧倒されるほどでした。     正面入口の門。   なんでも、殿様が住んでいた屋敷のようです。           受付の方に、 「ごゆっくりどうぞ、写真もどんどん撮ってください」 と言われびっくり。 こういう場で撮影禁止がほとんどなのに、 では気兼ねなく。   。 本館と別館に分かれ、山陰地方の民芸を展示してあります。あらためて、民芸の奥深さを実感しました。                 特に、いいなと思ったのが この小さな収納箱。 引き戸の細工がシンプルでいて存在感があるのがいい。               日本にはまだ民芸館はたくさんあるみたい。 今後も、まだ見ぬ作品を拝見していこう。...

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学習デスクセット LEDライト内臓

学習デスクセットのオーダー。 永く使えるようにデザインしました。 この注文は姪っ子が小学校入学のお祝にもらった注文です。 デザインはおまかせで、大人になってもずっと使っていける机が欲しいということでした。                 永く使える学習机を意識して、一般的な学習デスクの形を 意識せず、シンプルで機能的な物をめざしました。   材は栓。原産は北海道。 淡白く、木目がケヤキに似て綺麗。                   制作前に、姪っ子本人から、どんな机が欲しい?か聞くと 横にランドセルがかけれて、鍵がついた引き出しがいいとのこと。了解です。     左の引き出しにレトロ風な鍵と両サイドにはフックをつけています。             学習机にはライトが必需品。 そこで、棚の中にLEDライトを取り付けました。こうすれば見た目もすっきり。     仕切りについている突起物は、スイッチで調光できるものを選びました。                 棚内部に配線を入れ突板で閉じています。右に回せば光の量が調整できるようになってます。             部屋を暗くして撮影。 天板全面が明るくなります。これで、夜も集中して勉強してくれるはず。                           本の置き方を自由にするため、ブックエンドの位置も調整できるようにしています。     後ろのネジを緩め好きな位置に動かせるようになってます。             ワゴンも、机と同じ栓の木を使用。 上段、中断、下段と入れる物をだいたい決めてサイズを決めています。                 半年前にもらった注文に、色々忙しく入学までに完成できなく、 ゴールデンウィークまで待ったもらうことに。 「ごめんね遅くなって、でも頑張って作ったからしっかり勉強してね。」 「ありがとう、でも椅子はどこ?」 「えっ椅子も!?」 そうか学習机セットって椅子もいるのか、勘違いしてた。 椅子は、もう少し時間を頂戴ね。 いつになるかなぁ。           ...

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